今回は、「かかりつけ歯科医」についてです。
「かかりつけ歯科医」も「かかりつけ医」同様、病歴や生活習慣など、患者さんのことをよく知る歯科医のことで、口の中になにかの異常があれば、まずは診てもらう歯科医です。
|
最近では、定期検診を奨める歯科医院も多くなってきたので、定期健診を受けている歯科医院があれば、その医院が「かかりつけ歯科医」と言えるでしょう。
また、平成12年から健康保険の制度にも「かかりつけ歯科医」の概念が導入され、特定の要件を満たしていれば、「かかりつけ歯科医初診料」など、通常の診察料とは違う基準で算定することが、できるようになりました。
特定の要件とは、 1:治療前に患者さんの同意を得ている 2:施設基準を満たしている
3:歯型の模型や写真を使って患者さんに口腔内の状態を説明する 4:治療内容・期間などの治療計画を立案し、文書にして患者さんに渡す です。
 |  |
「かかりつけ歯科医初診料」は通常の初診料より高く設定されています。
患者さんの同意を得ずに、請求することはありえないと思いますが、初めての歯科医院などでは、領収書の明細などで確認した方がよいかもしれません。
これらの「かかりつけ歯科医」の要件は、あくまで医療費算定のための基準です。患者さんが同意しなかったからと言って、口腔内の状態や治療計画の説明をおろそかにするとか、説明をしない、ということではありません。逆に、制度上の改定などに関係なく、従来から、患者さんの立場に立った丁寧な説明をしてきた医院も多く存在します。
 健康保険制度上の「かかりつけ歯科医」という意味ではなく、困ったときにいつでも頼れる、本当の意味での「かかりつけ歯科医」を持つことが重要であることは、言うまでもありません。
そして、定期健診などを通して「かかりつけ医」と一緒に、日頃のメインテナンスに努めることが、いつまでも健康な歯を保つ、最良の方法だといえるでしょう。 |